マーチンゲール法 2024 完全ガイド 最新

信頼の理由

このページでは、マーチンゲール法について完全に解説しています。マーチンゲールを試してみたい方は、以下のガイドを参考にして下さい。

マーチンゲール法 とは

マーチンゲール法は、負ければ、賭け金額を2倍に増やし、勝てば最初の賭け金額に減らすという、賭け戦略です。

これは、資金に制限が無い限り、理論上必ず勝てる必勝法です。

このベッティングシステムは、等倍配当の賭けに有効であり、カジノでのゲームプレイに広く実践されています。

マーチンゲールは、18世紀のフランスで、コインの裏表賭けをしていたギャンブラーが、損失を倍にしていったことから考案されました。

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マーチンゲールのメリット・デメリット

マーチンゲール法のメリットとデメリットには、以下の点が挙げられます。

メリット pros

  • ルールが簡単
  • 一度の勝ちで損失を取り戻し易い
  • 理論上必ず勝てる方法
  • 様々なゲームで利用できる

デメリット cons

  • 連敗時に資金が膨らみやすい
  • ゲームのベット上限を超える可能性がある
  • 機械的な賭けによりゲーム本来の楽しさが半減

必勝法でありながら、その実践が非常に単純なマーチンゲール法は、魅力的に映るでしょう。

しかし、自分の意志に無関係に、一定の法則に従って機械的に賭ける作業は、本来のカジノゲームの楽しみを半減してしまうかもしれません。

また、この戦略の利点を十分に生かすには、多額の資金を必要とするのに対し、利益率は決して高くない点も忘れてはいけません。

マーチンゲール法で勝てないケース

マーチンゲール法 勝てない

マーチンゲール法が必勝法であれば、世のギャンブラーは皆、勝利しているはず。

理論上、必ず勝てるはずのマーチンゲール法で勝てないケースのほとんどは、「資金切れ」によるものです。

連敗が続くと賭け金は高額になり、資金が尽きて断念、という経験のある方は少なくありません。

資金に限界がない、という方は少ないでしょうから、それがマーチンゲール法の最大の弱点です。

また、テーブルのベットリミット(最大ベット額)に達してしまい賭けられない、ということもあるかもしれません。

この場合は、ハイローラーテーブルやVIPテーブルに移って引き続きプレイをすることで解決できます。

テーブルを移っても1:1配当の勝率は変わらないので、マーチンゲール法の効果に変わりはありません。

マーチンゲール法のシミュレーション

以下にルーレットでのマーチンゲール法のシミュレーションを提示しています。

マーチンゲール法のシミュレーション例1:等倍配当

基本ベット $ 1:

ラウンド数 べット額 勝敗 累計損益
1 $ 1 負け -$ 1
2 $ 2 負け -$ 3
3 $ 4 負け -$ 7
4 $ 8 勝ち(1セット目終了) +$ 1
5 $ 1 勝ち(2セット目終了) +$ 2
6 $ 1 負け +$ 1
7 $ 2 負け -$ 1
8 $ 4 負け -$ 5
9 $ 8 負け -$ 13
10 $ 16 勝ち(3セット目終了) +$ 3

シミュレーションを見ると、1セット終了ごとに基本ベット額分の利益があることがわかります。

このように、連敗しなければ少しずつ資金を増やしていけます。

マーチンゲール法のシミュレーション例2:等倍配当

問題は、連敗が続いた時です。

ほぼ50%勝率の賭けなのだから、そんなに連敗することはないだろう、と思いこむのは危険です。

基本ベット $ 1:

ラウンド数 べット額 勝敗 累計損益
1 $ 1 負け -$ 1
2 $ 2 負け -$ 3
3 $ 4 負け -$ 7
4 $ 8 負け -$ 15
5 $ 16 負け -$ 31
6 $ 32 負け -$ 63
7 $ 64 負け -$ 127
8 $ 128 勝ち +$ 1

このシミュレーションでは7連敗ですが、8連敗すればベット額は $ 256 になり、9連敗すれば $ 512、10連敗すれば $ 1,024もの資金が必要になります。

実際のルーレットで200回の赤黒プレイの統計では、7連敗と8連敗があり、反対に7連勝も2度発生しました。

マーチンゲール法は連敗した際に十分な資金を持っていなければ続けることができません。

資金があればもちろん必ず勝てますが、7~8連敗する可能性があることを考えて基本ベットを決めましょう。

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カジノでマーチンゲール法の使う条件

マーチンゲール法 シミュレーション

カジノでのマーチンゲール法は、以下2つの条件下で有効となります。

  • 勝率が約50%の賭け方
  • 配当が1:1(賭け金と同額)

基本的には、マーチンゲールは、勝率が五分五分かつ等倍配当の賭け方に使えます。

マーチンゲール法が適用可能なカジノゲームと賭け方には、以下が含まれます。

ゲーム 賭け方
ルーレット
  • カラーベット(赤黒)
  • オッド/イーブンベット(奇数/偶数)
  • ハイ/ローナンバーベット(1~18 / 19~36)
バカラ
  • プレイヤー
  • バンカー
ブラックジャック ダブル/スプリット時に注意
クラップス パスライン
シックボー
  • 大小
  • 奇数/偶数

マーチンゲールが適切に利用できるのは、一部のカジノゲームに限られます。

また、適用対象のカジノゲームにおいて、この戦略が有効な賭け方を選択する必要があります。

マーチンゲール法の実践・やり方

マーチンゲール法を実践するには、以下の手順で賭けを行います。

    まず、マーチンゲール法の利点を活かせるだけの資金を準備する必要があるでしょう。

    マーチンゲールの実践に好ましい資金額は、基本ベットの300倍以上とされています。

  1. 基本ベットを決める

    開始時の基本ベットを決めます。

    基本ベットが大きすぎると、連敗した際に賭け金が膨れ上がるため、無理のない基本ベットを設定してください。

  2. 負けたら、賭け金を倍にする

    負けた場合は、前回の賭け金の倍を賭けます。

    例:1→2→4→8→16→32…

    勝った場合は、基本ベットで続けます。

  3. 勝てば1セット終了

    マーチンゲール法は、負けると賭け金を倍にすることで、一度勝てばそれまでの負けを全て取り戻せる仕組みとなっています。

    勝てば1セット終了となり、再度基本ベットから始め、同じ手順を繰り返します。

    ルーレットでマーチンゲールを実践する方法

    ルーレットでのマーチンゲールの実践方法を以下に示しています。

    準備する資金の指標:

    • 100倍=6連敗した時点で資金切れ
    • 150倍=7連敗した時点で資金切れ
    • 255倍=8連敗した時点で資金切れ
    • 510倍=9連敗した時点で資金切れ

    ヨーロピアン/フレンチルーレットの「0」は一つですが、アメリカンルーレットには「0」と「00」の2つのポケットが仕組まれています。

    そのため、ヨーロピアンルーレットの方がプレーヤーにとって有利です。

    ルーレットでは、以下の賭けエリア(画像内黄枠)でマーチンゲール法が有効に機能します。

    ルーレット マーチンゲール

    具体例

    1回目=基本ベット100円でスタート(負け)→ 2回目=200円ベット(負け)→ 3回目=400円ベット(負け)→ 4回目=800円ベット(勝ち・1セット終了)

    • 総ベット額:1,500円
    • 払い戻し:1,600円(1セット)
    • 利益:100円

    となりました。再度 2セット目を100円ベットから始めます。

    バカラでマーチンゲール法を実践する方法

    バカラでマーチンゲール法を行う場合、バンカーで勝利した際は5%のコミッションがあるため、1セットごとに利益が5%減ることに注意してください。

    ノーコミッションバカラを利用しても、6で勝利すると配当は50%しかないため、マーチンゲール法に狂いが生じます。

    マーチンゲール法を使用する場合は、等倍配当のプレイヤー(画像内黄枠)に賭けるのが有利になります。

    バカラ マーチンゲール

    具体例

    1回目=基本ベット€1でスタート(勝ち・1セット終了)→ 2回目=€1(勝ち・2セット終了)→ 3回目=€1(負け)→ 4回目=€2(勝ち・3セット終了)→ 5回目=€1(負け)→ 6回目=€2(プッシュ)→ 7回目=€2(勝ち・4セット終了)

    • 総ベット額:10 ユーロ
    • 払い戻し:14 ユーロ(4セット)
    • 利益:4 ユーロ

    バカラでは調子が良く、連敗がありませんでした。基本ベットを高くしていればもっと利益があったのに、と思うかもしれませんが、それは結果論にすぎません。

    連敗した際にも対処できる資金がない限り、資金切れで終わることがないよう、基本ベットはよく考慮して決めてください。

    ブラックジャックでマーチンゲールを実践する方法

    ブラックジャックでマーチンゲール法を使う際には、テーブルリミットを十分考慮する必要があります。

    勝利した場合は1.5倍配当なので、マーチンゲール法の利益も少し高くなります。

    ただし、ダブルやスプリットを行って負けてしまった場合には、次の賭けでダブルやスプリットを含むすべての損失額に対し、倍の賭け金をベットしなければなりません。

    そのため、賭け金が急激に膨らむ可能性があることに注意が必要です。

    ブラックジャック マーチンゲール

    具体例

    1回目=基本ベット$1でスタート(プッシュ)→ 2回目=$1(負け)→ 3回目=$2(勝ち/BJ・1セット終了)→ 4回目=$1(負け)→ 5回目=$2(負け)→ 6回目=$4(負け)→ 7回目=$8(勝ち・2セット終了)

    • 総ベット額:19 ドル
    • 払い戻し:22ドル(2セット・うちBJ勝利1回)
    • 利益:3ドル

    ブラックジャックのハンドで勝った際には、他のゲームよりも利益が高くなるのは好ましい点です。

    ただし、ダブルやスプリットを利用した際には、次の賭け金の設定が複雑になるため、注意しながらプレイしましょう。

    クラップスでマーチンゲールを実践する方法

    クラップスでは、パスライン/カムとドントパス/ドントカムが等倍配当のため、マーチンゲール法の実践に適しています。

    パスライン/カムの勝率は49.29%なのに対し、ドントパス/ドントカムの勝率は47.93%なので、連敗する可能性がやや高くなります。

    勝率から言うと、パスライン(画像内黄枠)に賭けるのが有利です。

    カジノ マーチンゲール

    具体例

    1回目=基本ベット$2でスタート(負け)→ 2回目=$4(負け)→ 3回目=$8(負け)→ 4回目=$16(負け)→ 5回目=$32(負け)→ 6回目=$64(勝ち・1セット終了)

    • 総ベット額:127ドル
    • 払い戻し:128ドル(1セット)
    • 利益:1ドル

    クラップスは、パスラインと2投目から賭けられるカムの賭けを重ねて行うのが攻略法となりますが、マーチンゲール法を使用する際には重複ベットをすると複雑になるためできません。

    また、クラップスでは、1回の賭けの勝敗が決まるのに何回かのロールを必要とすることも多く、じっくり楽しみたい方には向いたゲームですが、1セットが長引く傾向にあります。

    シックボーでマーチンゲールを実践する方法

    シックボーでは、大小の賭けエリア(画像内黄枠)でマーチンゲール法が有効に機能します。

    ヨーロビアンシックボーでは、奇数/偶数の1:1配当もあるので、この賭けエリアでも実践できます。

    マーチンゲール法 計算

    具体例

    1回目=基本ベット$1でスタート(勝ち・1セット終了)→ 2回目=$1(負け)→ 3回目=$2(負け)→ 4回目=$4(勝ち・2セット終了)→ 5回目=$1(勝ち・3セット終了)→ 6回目=$1(負け)→ 7回目=$2(負け)→ 8回目=$4(勝ち・4セット終了)

    • 総ベット額:16ドル
    • 払い戻し:20ドル(4セット)
    • 利益:4ドル

    シックボーの大小、奇数偶数のベットの勝率は、ルーレットの赤黒の勝率と同様、48.61%なので、複雑さもなく、マーチンゲール法に使用に向いたゲームと言えるでしょう。

    マーチンゲール法と他のベッティングシステムの違い

    マーチンゲール法と、同等(1:1の配当に適用可能な)の他のベッティングシステムの違いを以下にまとめていますので、参考にして下さい。

    ベッティングシステムの種類 長所 短所
    マーチンゲール法
    • 理論的に必ず勝てる
    • 1回の勝ちで損失を回収し易い
    • 十分な準備資金が必要
    モンテカルロ法
    • 賭け金額の増え方が比較的小さい
    • 利確のタイミングを計り易い
    • 毎度の賭け金額の計算が面倒
    • 低リターン
    ダランベール法
    • ベット額の増え幅が比較的緩やか
    • 最も歴史あるベッティングシステム
    • 連敗すると巻き返しにくい
    • 低リターン
    パーレー法
    • 連勝を活用し易い
    • 連敗時に追い上げにくい

    これらの同等のベッティングシステムとの違いを考慮して、マーチンゲール法の利用価値を図りましょう。

    カジノでマーチンゲール法を利用する際の注意点

    以下、カジノでマーチンゲール法を使う際には、注意しておきたい点を挙げています。

    1. 損切りのタイミングを判断する
    2. 賭け金額の上限を確認する
    3. 予算管理を忘れない

    1.損切りのタイミングを判断する

    プレイヤーには皆、資金に上限があります。そもそも上限がない方は、マーチンゲール法を使用せずにゲームそのものを楽しむはずです。

    連敗して損失が膨らむ前に損切りしようと考えても、損切りタイミングが実に難しいのがマーチンゲール法です。

    小額ベットの時は損切りは考えません。ベット額が大きくなると精神的にプレッシャーを感じ、損切りを考え始めますが、次で勝てば損失全てを取り戻せる、と思えば突き進んでしまうのが常です。

    よって、目標額を決め、その額に達したらきっぱりとやめること。

    欲が出て続けると、いつか連敗が訪れます。損失額も然り、です。

    実際に使える資金の半分をマーチンゲール法に利用し、それが無くなったらやめておく方が賢明です。

    2.賭け金額の上限を確認する

    マーチンゲールを利用すると、一気に賭け金額が増える場合がありますが、規定の上限額を超えて賭けることはできません。

    カジノゲームには、それぞれ異なる賭け金額上限が設定されています。

    テーブルリミット(賭け金上限額)を超えたベットを行うことは禁止です。

    ゲームプレイの前に、賭け金額の上限設定をよく確認して、高額の賭け金にも耐えられる機種・テーブルを選びましょう。

    また、オンラインカジノのボーナスを利用する際にも、ベット上限額に十分注意しましょう。

    通常、$5~25程度のベット上限が付随し、超過した場合、ボーナスや賞金の没収などの措置がとられます。

    3.予算管理を忘れない

    賭け金が膨れ上がり易いマーチンゲール法では、金銭感覚を失いがちです。

    高額を賭ける際には、資金管理が一層重要になります。連敗時には特に注意が必要です。

    戦略に囚われるあまり、誤って、予算以上の金額を賭けないようにして下さい。

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    FAQ

    マーチンゲール法についてのよくある質問と答えを以下にまとめています。

    マーチンゲール法をカジノで利用できるゲームはどれですか?

    マーチンゲール法は禁止されているのですか?

    マーチンゲール法で勝てないのはなぜでしょうか?

    マーチンゲール法とモンテカルロ法はどう違いますか?

    マーチンゲール法で20連敗することはありますか?

    マーチンゲール法のシュミレーターはどこにありますか?

    マーチンゲール法の早見表はどこで見つかりますか?

    マーチンゲール法は競馬で実践可能ですか?

    上川 智子
    Editor
    上川 智子
    編集者

    上川 智子 1980年 広島生まれ。あらゆるギャンブルを嗜むギャンブルエキスパート。2002年よりマルタとフランスを拠点に活動。10年のオンラインゲーミング業界の経験では、オンラインカジノおよびブック…...